遺言の大切さ
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いつ起こるか予測のできない相続。
突然やってくる死に、残された人々は様々な意味で戸惑います。財産把握が一切出来てない、ということも散見されますし、遺産相続が原因で相続人間に紛争が起こってしまうということも、残念ながら珍しい話ではありません。
残された相続人への「思いやり」として遺言はとても重要になります。
当司法書士事務所では、遺言書作成や相続手続業務を行ってきた経験で、お一人お一人にあった遺言書作成を「わかりやすく」「丁寧」にお手伝いさせて頂いております。
遺言書こんな”勘違い”していませんか?
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相続争いはお金持ちの家だけ!自分は無関係!
そんなことはありません。
”相続争いは、財産が少ない家庭ほど起こる”ともいわれています。
実際に、相続争いの起こっている案件の遺産総額を見てみると、1,000万円未満のケースが多く中でも200〜300万円が最も多いケースになります。
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遺言書、自分流でなんとかなる
お勧め出来ません。
遺言書は法的なルールを守らないと無効になる事があります。
せっかく遺言書を作成しても、それが無効になってしまっては、遺言書を作成した意味がなくなってしまいます。
それを防ぐために、専門家のアドバイスのもと、法的に問題のない遺言書の作成をおすすめします。
あなたは大丈夫?問題が起きた実例をご紹介
?兄弟間で意見が食い違うケース
父親はうちの者に限って、もめるなんてことはないだろうと考え遺言を残しませんでしたが、兄弟では考えが違っていました。
?事実上結婚していても婚姻届を出してないケース
A夫さんとB子さんは結婚を誓い一緒に暮らしていました。
しかし、事情があり婚姻届を市役所に出す事ができず、法律上は結婚していない状態にいました。
ある時、A夫さんが事故でなくなりました。
この場合、遺言がなければ、法律上配偶者ではないB子さんは財産を承継する事は出来ません。
よって、一緒に暮らしていたお家や財産もA夫さんの相続人に相続され、
B子さんは途方にくれてしまいました。
?相続人の中に音信不通の方がいるケース
ある夫婦とその息子2人の4人家族がいました。
息子の1人が「成功するまで帰らない」と言って出て行き
何の連絡もなく、居場所も連絡先もわからない状態です。
そんなある時、お父さんが病気で亡くなってしまいました。
遺言がなかったので、母親の名義にするためには、相続人全員で協議が必要となりますが,息子は音信不通です。
このため、家庭裁判所に不在者財産管理人を選任する手続が必要となってしまい、お金や手間がたくさんかかってしまいました。
エンディングノート作成の勧め
エンディングノートとは、
高齢者が人生の終末期に自身に生じる万一のことに備えて自身の希望を書き留めておくノートです。
自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記しておきます。
エンディングノートに何を書きとめるか
自分の最後について、
家族への思いやりとして残しておきましょう。
・私の先祖・家系図
・私が家族に残しておきたいモノ
・介護への希望・臓器提供の意思表示
・私の遺言について
・私の葬儀計画について
・知らせて欲しい知・友人の住所録
・私がペンを置くための、最後のひとこと